ユーザーガイド - インシデントの報告
翻訳: 増田
概要
このモジュールの目的:
- インシデント報告モジュールは、主に現地で起きた被災状況を報告するのに使います。
- 被災状況の画像をアップロードできます。
- 災害の深刻さの度合いを知ることができます。
データ
このモジュールでは、以下のタイプの情報を扱います:
- インシデントの報告
- インシデントのレポーター(報告者)
- インシデントの発生場所
- GPS の緯度経度情報の変換
機能
- インシデントを一覧表示して閲覧できます。
- インシデントマップを閲覧できます。
- インシデントを追加して、ロケーションに結び付けられます。
- 人物情報を追加できます。犠牲者かどうかも入力できます。
- ロケーションを追加できます。
インシデント:
- インシデントとは、事実確認のとれた、事象 (incident) です。(そのため、互いに同じインシデント報告の存在を知らないレポーターから、複数のレポートを受け取るはずです。)
アセスメント:
- アセスメントとは、インシデントに対して現地調査を行い、詳しい情報を得ることです。
1. インシデントの報告
- トップメニューの「インシデントの報告」ボタンか、インシデントモジュールのトップページへのリンクをクリックします。
- 「レポートの追加」をクリックします。
- インシデント情報を入力します。簡潔な説明が必要です。
- 「保存」をクリックします。
2. レポートの追加中に人物を登録する
- インシデントの報告者とは別の人物がレポートを行う場合、「人物の追加」が必要です。インシデント報告者が災害の被害者である場合は特に注意してください。
- 「人物の追加」は、「レポーターの名前」のカラムの右側にあります。
- 「人物の追加」をクリックして編集ページに移ります。
- 人物の情報を入力します。「姓(First Name, 日本では運用上姓を使うこともある)」の項は必須です。
- 保存をクリックすると、インシデントレポートのページに戻ります。登録したレポーターが、編集中のインシデントのレポーターになります。
3. レポートの追加中にロケーションを登録する
- インシデントの発生場所がロケーションリストにない場合、「ロケーションの追加」が必要です。
- 「ロケーションの追加」は、「ロケーション」のカラムの右側にあります。
- 「ロケーションの追加」をクリックして編集ページに移ります。
- ロケーションの情報を入力します。「ロケーションの基本名(Primary Name)」の項は必須です。
- GPS の座標情報を Sahana Eden の形式に合わせたいときは「変換ツール」を使ってください。
- GPSの形式で、 "deg" と "min" の値を入力し、「計算する」ボタンを押して10進度数表記に変換します。
- 「緯度を入力」または「経度を入力」ボタンを押します。
- 保存をクリックすると、インシデントレポートのページに戻ります。登録したロケーションが、編集中のインシデントの発生場所のロケーションになります。
4.インシデントレポートの事実確認
- 事実確認を求めるメッセージが表示されます
- 確認なしでは、入力した情報は保存されません。
ワークフロー
レポート機能
- インシデント、関係者、報告した人の名前、災害の詳しい状況は、PDF, Excel, RSSといった形式のファイルに出力できます。
- ただし、レポートは単なるまとめ形式にすぎません。
6. 画像
Sahana の開始画面
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